１９８０円の自転車？
２００５年
９月１１日（日）
＊家内が近くの自転車屋で自転車を買ってきてほしいという。予算は？と聞くと、２万円くらいまでという。１９００円ていうのもあったけど、もうないかもね
と付け足す。え〜っ？１９００円？嘘だろ？！と思いながら行ってみました。下取りしてもらう自転車に乗って出発。店に着いてから、店頭に並んでいる自転車
を見ると、確かに「傷あり、１９８０円」という札がついた自転車がある。こんな激安がほんとにあるんだとびっくり。ケータイで家内に電話して、１９８０円
のがあったけど、これでいいかと確認。ＯＫをとる。若い男子店員に売約済みじゃないか確かめようと思って、「これまだ、いいんですよね」と聞く。愛想の悪
い店員は「いいですってどういうことですか」と聞きなおす。想像力のない人間を相手にしたら、直截的に言うしかない。「これを買いたいんですが」。店員は
黙ったまま、不機嫌そうに、整備するためその自転車を抱えていく。登録証のために住所氏名を書いたりして待ってから、支払いになる。店員：「９千○○円に
なります」。一瞬耳を疑う。「９千？？下取りはいくらでしたっけ？」「５００円です」。
｛？？？」と思って、机の上に置いてある値札を見直す。そーか…。この「１」は − 「７」のつもりなんだ…。なんて微妙な書き方をしてるんだ…。そうい
えば１９８０円なんてありえない値段だ。消費税が加わって９千円を超えたけど、まあこれでも安いと言えば安いか。欲張ったことが恥ずかしくなって、
１９８０円と思ったとは言い出せず、１万円札を出しました。
日本人の書く７は、気をつけないと１になる。ドイツ人の７は真ん中に横棒が入ります。この値札の７は欧米人は１００％１と読む書き方。７の上にについて
いる横棒が下向きで短い。我々夫婦のように、安物を探す日本人の欲の張った目にも、１と見えてしまう。
まあ、しかしなかなか良い自転車です。家内も、上等そうだと、気に入りました。やれやれ。
なお、車体の傷は、輸送中についたもので、ほとんど目立ちません。使用し始めれば一日でつくような傷です。