サンタへの贈り物
２００２年２月１９日
＊今朝、家内が、「もうこれいいわよね」と言って取り出したのは、子供たちのサンタさんへの手紙とおくりもの。うっかりサンタが持ち帰るのを忘れたので、親が預かっていたもの。書籍小包用の箱に入っている。私宛の本が入っていたのをリサイクルしているのです。宛名にサンタさんへと書いてある。
こういうものは本人たちに返すような品ではない。クリスマスの記憶とともに、本人たちの思い出の中にとどまるべきものです。見ないで、封印したまま、そっと始末するのが、親の役目でしょう。子供時代の純真な信じる気持ちが、天のどこかに保存されているはず。それをかき乱してはいけない。と思ったのですが、そのまま永遠の世界に委ねてしまうのも、ちょっと哀しいという地上的な気持ちが湧きました。そこで、捨てる前に、ちょっと覗いてみるということにして、開けてみました。
次女と末娘がサンタ宛ての手紙を入れている。その手紙と一緒に、コロンと、小さなサンタの人形が出てきました。キーホルダーにくっついている。精巧なので、「これ、買ったものだよね」と家内に言ったあと、次女の手紙を読んで見たら、なんと「あまりよく出来ませんでしたが、贈り物を持っていってください」と書いてある。作ったんだ！！いつ頃のことかと思って調べると、手紙に、クリスマスプレゼントとして荻原規子の『空色勾玉』がほしいと注文してあるから、これは小学６年生の時だと思う。６年前です。髭や背負った袋とか、よく出来ている。そのまま捨てないでよかった。次女の作品は絵にしても工作にしても、親の私が、専属のカメラマンになって写真に撮っています。このちびサンタも撮っておきます。HP読者にも公開。親バカだと呆れられるでしょうが、煩悩のひとつですね。子○○。