歯医者で溺れかかる

２００４年

１２月１７日

＊理工の今年最後の授業を終えました。歯医者の予約が一時間後に入ってるので、急いで帰り支度をしましたが、あの高校に貸し出したビデオと本が帰ってきて いて、それまで持ち帰らないといけない。ただでさえカバンふたつで重いのに。でも、えいやっと片手にカバンと紙袋（ビデオ・本入り）、もう一方の手にもカ バンをもち、急ぎ足で歩きだす。まあ腰の調子は戻っていて、腕に力もこもる。ところが裏門までの途中で、コートを忘れたことに気づく。にゃろめ〜と思いな がら、でも両手に荷物のまま、どどどど〜と駆け戻り、階段下に荷物を置いて階段を駆け上り、コートを手にすると、またドドドド〜と走って駆け下り、荷物を もって歩き出しました。う〜ん、加重をかけて走ると、薄くなった椎間板にはいいことないのだがと思いながら、腰の調子を自己診断。やっぱり少し影響したよ うな感じもあったけど、まあ大丈夫そう。こうして、いつもなら講師室の自動販売機で紅茶などを飲んでゆっくりしてから帰るのに比べ、３０分以上早く帰りつ きました。

　歯医者…。前回９月に行ったとき、下手な助手（歯科衛生士？）がいて、ひどい目にあった。歯をキュイ〜ンと削るとき、その箇所に「放水」しながらやりま すね。あれは、発生する熱を冷ましたり、くずを流すのでしょうが、その「放水」する水を口中の「下流」で同時に吸引しますね。でも、助手の女性は、なんか 手の先に神経が行き届かない人。はじめに歯を消毒するときも塗り方が雑だった。私は仰向けに口をあけ、削っている最中、身動きできない。その状態で、吸引 が下手だとどうなるか。放水された水があふれて、滝のように喉の奥に落ち込んでいく。がぼがぼがぼぼぼ、溺れるぅぅぅ！！！という苦しみに、必死にあが く。ギュイ〜ンとやっている最中でも、こちらは水死寸前なので、あばれる。医者は、痛かったのかと思って、慌てて機械を止め、すいませんという。喉に水 が…と息絶え絶えに私。助手の女性に指示が出され、再度、ギュイ〜ンが始まる。しばらくして、またがぼがぼがぼぼ、ぐるじいいいいい！で跳ね起きる。ね え、○○さん、代わってくれる？と先生はベテランの女性と交代させる。これで、なんとか一命をとりとめ、無事処置を終えることができました。で、今日、診 療室に入ると、またあの助手がいる！！
　相変わらず、消毒は雑だったけど、吸引は無事でした。この３ヶ月間に、溺れかかった患者の数々が彼女を鍛えたのであろうか。歯医者で溺れたく はない。
　最後に彼女が歯を研磨したけど、やはり下手だった。下の歯を研磨するとき、機械が上の歯に衝突する。先生が途中でチェックにきた。歯科衛生士の資格は ちゃんと審査してから免許を出しておくれ。患者で練習するのって、やばい。