２００４年３月１６日（見ました１４と重複）
２００２年１２月１２日NHK総合テレビ、クローズアップ現代「遺伝子治療がガンを起こした」（生まれつき免疫力が極端に低くて、外にも出れない子ども達を救う遺伝子治療がフランスで行なわれ、劇的に改善されて注目を集めてから２年後、一人の子どもが白血病になってしまった。遺伝子治療がガンを起こしたということで、この治療が凍結される。遺伝子の欠損が病因の病気を直すのに、遺伝子を直接入れ換える治療だが、まず第一に危険なのは、遺伝子を細胞に送り込むのにウイルスを使っていることが挙げられる。無毒化してあるとはいっても、ウイルスが悪さをしないとは限らない。第二に、遺伝子をDNA連鎖のどこに入れるかまではコントロールできないので、入った場所によっては、ガンを起こす遺伝子を刺激、活性化させるおそれがある。）
２００５年１０月５日
恐ろしいことが起こっています。今朝の毎日新聞で報道されていますが、今年６月２０日に、神奈川県小田原市の明治製菓微生物資源研究所で、遺伝子を組み換えた放射菌の培養液４００リットルが実験室内の床にこぼれ、そのうち１００リットルが土壌に流失したという。文科省が厳重注意したそうですが、なんで今までこのニュースが表に出なかったのだろう。放射菌はもともと土壌に生息する菌で病原性はないといいますが、流出したのは、自然界には存在しない遺伝子組み換え細菌です。未知の要素が増え、絶対安全とはいえないと思います。培養液や土壌を焼却処理したといいますが、問題は、今回起こったなら、今後も起こりえるということです。
人間は神のように生物を加工し始めている。自然の英知が数億年かけて築いたバランスを、人間の浅知恵が、一気に崩す恐れは、十分ありえると思います。
２０１０年９月２９日（水）
＊ディスカバリー・チャンネルの「クローン人間…」の続きをみました。メモせずに。結局、ザボス医師のやったのは人間クローン胚を子宮に移植したけれど、育たなかったというもの。ザボス医師が人間クローンを作ると宣言したあと、マスコミは彼の売名行為を手伝うことになるので、報道をやめようと申し合わせた。そのためその後どうなったか不明になっていました。この番組は彼をずっと追っていて、着床しなかったところまで映像で紹介していました。他に、牛の卵子から核を除去し、人間のクローン胚を植え込む実験をしている。これは子宮に戻さないという前提でやっている実験だそうですが、卵子の中にある牛のミトコンドリアが人間細胞に混じるはず。ミトコンドリアの遺伝子がクローン胚のDNAにどんなふうに影響するかわかっていない。牛と人間のキメラが、一時的にせよ、できているかもしれない。前半部分は昨日、字幕を書き写していましたが、ここに記載することはやめます。既に報道があった部分なので。クローン胚作りの際の「受精」に電気を使うことは初めて知りましたが。