イマジンを歌おう
２００１年１１月１０日（土）
明日午前１１時１１分にイマジンを歌おうという呼びかけがあります。それぞれの地方時で歌い、平和を願う歌声が世界を一周するようにさせるわけです。
イマジンの歌詞はこのサイトにあります。音楽（BGM）も聞ける。
１１月１１日（日）
＊午前１１時１１分１１秒からイマジンを歌って平和を祈願しようという運動に、微力ながら加わります。
＊私はイマジンを歌う時間には教会にいました。ふだんは教会とは関係ないのですが、昇天者記念礼拝で行きました。亡き母のお別れ会をここでしたので、父の代理で行ったわけです。
子供たちが幼稚園に通っていたころ、園の前身が教会だったこともあって、日曜日に礼拝がありました。その礼拝に末娘と出たのが最後かな。ひょっとしたら５年前、ドイツのクリスチャンゲマインシャフト（ボン）での礼拝が最後だったかもしれません。賛美歌を歌うときは、高音がでなくていつも苦しい思いをします。しかし、イマジン（何度「今人」と変換すれは気が済むんだ、このPC）の冒頭は、
「天国なんかないと思ってごらん
その気になればたやすいこと」で始まりますね。天国の幸せを説く教会の、特にこの日は天国に召された信者のための礼拝なので、う〜む、ちょっと、歌詞カードは隠しとくかぁという感じ。牧師さんに申し出て、礼拝中に信者みんなでイマジン合唱なんて空想もしたけど、とてもとても、そんな雰囲気でない。私の真後ろで、「新米」係りのおばさんがぴったりマークしていたし。貸してもらった賛美歌集のページを、もたもためくっていると、さっと横に来て、場所を教えてくれる。１１時前から牧師さんの説教が始まりました。時計を見て、１１分から、心の中で世界平和を祈りました。説教は、「死」をテーマにしている。「死」はみな厭わしいものとして、触れないものだ。扱っているのは聖書だけ。死について語る者も誰もいない。聖書だけ。
ビシッと言いきっている。昨日、シュタイナーの『神秘学概論』読書会で死の初期状態をかなり詳しくしゃべった当人である私としては、面食らう。そそんな…という感じ。
また聖書に出てくるアブラハム以下、実に多くの人たちが亡くなっている。天国には沢山の人たちがいるという話で、あ、そうか、転生を考えないと、同じ実体の転生を何十回もカウントしてしまうんだと、新鮮な驚き。
教会の今日の式次第（教会の週報でもある）の最後に、「お祈りの課題」という項があるのですが、そこには次のように書いてある。
・救われていない家族の為に。（入信していない家族のことでしょうか）
・○○姉、○○兄の健康のために。
・求道中の方々のために。
・１２月に出産予定の○○姉のために。
・○○クラブのために。
・クリスマスの諸準備にために。とあるだけ。あれれっ？アフガンの人たちのためにとか、戦争を止めさせるためにとかは？ その課題が全くないので、不思議な気持ちがしました。現在、切迫した世界情勢や、餓死や凍死する恐れのある何百万の人たちのために祈らないの？ 今週の金曜、１６日からラマダンが始まり、戦闘が続行されれば、世界中が大変な緊張状態に陥るという時に、こんな課題でいいのかという思いです。フィリピンで日曜礼拝後、過激派に虐殺されたキリスト教徒もいたのだから、ことは教会にとっても切実なはずです。今日私が行った教会だけが、特別だったのかもしれませんが。
１１月１２日（月）
＊背中が少し凝っている。昨日、教会で２時間も硬いベンチに座っていたからです。何度か賛美歌を歌うために立ち上がったので、しのげましたが、ヘルニアの腰にはきつかった。舞台オイリュトミーを見る場合もそうだけど、見ているだけ、聞いているだけで体を動かせない状態を作ること自体、避けた方がいいかもしれません。教会ではそれが賛美歌かな。舞台オイリュトミーでは、ワーク的なものも少しとり入れたらどうでしょうか。舞台から客席に呼びかけて。
舞台から：イェーイ！ さあ立ちましょう！
客席 ：（全員立ち上がり）イェーイ！！
舞台から：さあ、両手を開いて挙げて、A ！！ 上で丸めて O！！ それから U！！
客席 ：腰痛防止で A U ！！ Au…。ちょっとノリ過ぎか…。（注：ドイツ語では、au ！は「痛い！」の意味の間投詞。）