宮沢賢治はチョークを食った
２００５年１０月１７日
＊雨が一日降っていました。３年再履修クラス。半数近くが欠席。こんなに多いのは初めて。雨天のせいか？いろいろやってあげようと意気込んで行ったのです
が、これではお手上げ。しかも授業に積極的な数人の学生がみな欠席している。クラスに反応がない。半分寝ている女子学生もいる。
学校に来る前、合評会の会場に使っている喫茶店にちょっと寄りました。店に宮沢賢治論があったので、めくってみると、賢治の教え子の証言も載っている。
それによると、賢治は授業中におしゃべりをしている生徒がいたとき、自分の授業の仕方が悪いと自責の念に駆られたのか、チョークをバリバリ食べ始めて、
教室がシーンと固まったときがあったという。
私はこの話を思い出したのですが、チョークを食う気はせず、指ハブを取り出し、寝ている学生の方へ向いました。学生は気配で起きました。でも、じきまた
うつらうつらし始める。とにかく今日の再履修クラスのテンションの低さは、雨天と呼応してか、まれにみるものでした。来週は、天気も晴れ、積極組も出てく
ることを願っています。