３重星に惑星を発見

２００５年

７月２７日（水）

＊今日は朝、父のところへ寄ったあと、午前中は新聞切抜き。旅行中の新聞から溜まっていました。３重星に惑星が見つかった記事などが興味深かった。そもそも、３重星って、３つの恒星が互いに回りあうのだけど、いったいどのように回るんだ？と思ったら、図があった。一番大きな恒星の周りを、連星が回っているのでした。つまり、ふたつの恒星が互いの周りを回りながら、さらに大きな恒星の周りを回っている。惑星は、その中心の恒星の、もっと近いところを回っている。木星型の惑星です。その惑星から見たら、”太陽”が３つ見える。まてよ…。外側を回っている連星は、時には「夜」の空にも輝くことになるぞ。なんて不気味な夜空だ。暗い夜がなくなってしまう場合もあるってことだ。想像すると宇宙にはとんでもない情景がいろいろ存在していることが分かります。地球を「世界」と呼んでいるのが、いかに狭い了見か分かる。といっても、日常生活には宇宙感覚は必要ないですが。
　ただ私は太陽を見上げながら、「おひさま」という日常の観念を抱かずに、「もっとも近くにある恒星」という感覚をもつことがあります。すると不思議な気持ちになります。宇宙にあまたある恒星のひとつが、こんな近くに輝いている…。すると、今この瞬間にも、遠くの別の恒星の周りを回る惑星上の高次の知性体も、同じように自分の「太陽」を仰ぎ見ているかもしれないと想像する。空想ではなく、それはもう確かな事実のはず。と、こんなことを思いながら、目を地上に移せば、化石燃料を燃やして走る自動車と呼ばれる乗り物が、利己的な醜い心をもった地球人に運転されながら、疾駆してくる。夢想家は、こういうのにはねられる。