長野県上田旅行

２００５年

１１月６日（日）

＊昨日は上田市から電車で２０分ほどの塩田町で降り、２キロほど歩いて無言館へ。戦死した画学生の絵を見る。

　私の結論：絵と戦死とは関係ない。これらの絵は、画家を志す者が普通に描く絵。裸婦像も、青春の生命力を中断された学生の想いをそこに重ねる必要は特にないと感じます。見る者が思い入れをして見がちだけど、芸術としての絵は、作品の背後のエピソードとは別に存在しうると思う。ただ遺品や、家族の想いや、遺書などを見ると、こういう時代に生まれあわせた不幸や、戦争の忌々しさ、そして、再びこんな時代を招来してはいけないという想いは強く湧きます。

　このあと、延々歩きました。すっばらしい景色。広々と開けた平野。畑。紅葉した山々。青空。いい天気。ああ、日本の秋…。
　別所温泉まで歩いてから、また電車で上田まで戻りました。

　写真をアップします。

写真１（稲刈りのあと）、２（景色）、３（前山寺の三重の塔）、４（杉並木）、５（景色）、６（鳥居）、７（野辺の喫茶店）、８（手作りケーキ）、９（手作りカップ）

今日は一転寒い一日でした。上田城跡へ。紅葉で際立った美しさでしたが、デジカメは前日写し切っていて使えず。デジタルビデオカメラの写真機能を使いましたが、ファインでも、画素数が足らず、ぼけぼけ。

早めの新幹線で帰りましたが、自由席は座れない人もいた。

１１月７日（月）

　昨日コラムで写真を載せた「野辺の喫茶店」の経営者は夫婦とも美大出。近くに割りと有名な道祖神があるので、訪問客目当てに喫茶店を始めたふう。廃屋を店に改造したらしい。ずいぶん凝ったケーキを出してくれる。カップも窯で焼いたもの。エコロジカルな暮らしをしている。無言館から山越えのような道を３時間くらい歩いて到着しました。ここから別所温泉まではたったの２㌔。店を出てから２０分くらいでカバー。

前山寺の三重の塔のふつうの写真を載せます。ドイツ人に見せる用です。

写真