窓から見える景色

２００４年

９月３日

＊２階の自室の窓から正面を見ると、隣家の白樫林が壁のように聳えていて、窓枠で区切られて四角形は、すべて緑で埋まっています。今朝、その白樫の枝や葉 のジャングルの中に動くものがあるので、目を凝らすと小さな鳥たちでした。スズメより小さい。数羽いる。緑色の背。メジロか…。
　下の小道を通る人もいない。いても、２階の高さにいるメジロたちは見えないでしょう。世界でこの情景を見ているのは私だけです。こんな静かな時間を享受 できるのも小さな幸せと言えるかもしれない。そのうちミンミンゼミが鳴きだした。今年は珍しくミンミンゼミがよく鳴く。ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、 ミ〜〜。最後のミ〜〜で下がる。
　夏はまだ終わっていない。

９月１０日（金）

＊３、４日前から、パソコンの壁紙に、私の書斎の窓からの景色を使っています。窓から隣家の白樫の林が見える。その映像は昼間の景色なので、夜パソコンを 立ち上げて、この壁紙を前にすると奇妙な感覚に陥る。パソコンから目をあげて窓を見ると、そこには夜の景色がある。なのにパソコンでは同じ窓の昼の景色が 広がっている。ネット世界のヴァーチャル感が、画面に広がっている感じ。

映像1

映像２