マロン日記

２００４年

４月６日（火）

　今朝、自室で編集中、階下のリビングから家内の叫び声がする。マロンが何かしたな～と思って下りてみると、長女のバッグをひっくり返して中身を出し、黛を食っていた。慌ててマロンの口に手を入れて取り出す家内。マロンめ、お歯黒にする気か。長女もまだマロン慣れしていないで、イスの上にバッグを置いたのがまずかった。

４月９日（金）

＊緊張のあまり、ほのぼのした日常のひとこまが片隅に押しやられてはいけないですよね。今日、アメリカから戻った姪が赤ん坊を連れて父のところへ挨拶にきました。父にとってはひ孫です。可愛いハーフの男の子（５ヶ月）。我が家も我が家の赤ん坊、マロンを連れていきました。初対面でハプニングも。

写真１（父とひ孫。その年令差９６歳）

写真２（マロンとご対面）

写真３（あっ！！）

４月１１日（日）

＊癒しコーナー

昨夜、温度的に微妙でしたが、マロンのハウスの電熱器を入れていました。暑すぎたのか、マロンは頭をハウスの外に落として寝ていました。長女が激写。頭に血が上る～っと長女。

写真

４月１２日（月）

＊マロンは、ストーブがなくなると、まさに抱き人形状態になってきました。ひょいと持ち上げて抱きしめると気持ち良さそうに寝てしまう。温かいところなら、そこが寝場所。これはやはり犬というより猫だ。膝に抱いてつくづく眺めると、頭がでかいのも愛嬌。閉じた口もでっかい。

４月１４日（水）

＊父のところでいつものように、トランプのカシーノをしましたが、その父の様子をケータイのカメラでカシャッ。それを自宅で夕食中の長女へ送る。長女からは予想したように、マロンの写真が来る。

件名：変なマロ（笑顔＋歯）
写真

私
件名：Re>変なマロ（笑顔＋歯）
本文：釣ってからどうする？

長女
件名：Re＞:変なマロ（笑顔＋歯）
本文：もちろん（魚）（もぐもぐ笑顔）（笑（フォーク・ナイフ）

私
件名：Re＞Re＞変なマロ
本文：くうんか？う○チ入りでも？

私はそれから帰途に。家についてリビングのドアを開けたら、早すぎる～今送ったところ！という。見ると：

長女
件名：無題
本文：なんてことを…（ムンクの叫び）（矢印メール）
　　　　ダンボールをおいしそうに（？）食べてるよ（すたこら）
写真

こんなふうに遊んでます。

４月２１日（水）

＊マロンをケージに閉じ込めても、ダンボールとキャンバスの屋根を押しのけて脱走するので、２，３日前から、ケージは開けっ放しにして寝ることにしています。その代わり部屋のドアはしっかり閉める。
　でも、マロンはイスに乗ってテーブルに這い上がり、そこに置いてあったバッグを引きずりおろして中身を散乱させ、ガムを食いちぎったりの狼藉を働いてます。一昨日もスナック類を食べてしまい、昨日一日具合が悪くなっていました。丁度長女が休みでよかったけど。今朝はもう元気で、いつものいたずらマロンに戻った。やれやれ。心配する対象が多くて大変。

４月２５日（日）

＊今マロンをセーターの中にくるんだまま膝に抱いています。寒くなってまたこんなことをするようになりました。私もマロンの体温で暖かい。湯たんぽかわり。
　この犬は性質がいいというか、お犬善しです。他の犬が吠えているのに、近づいていったりもする。相手の飼い主が、「吠えてるのに来るのねえ」と驚く。またふつうミニチュア・ダックスフントは臆病でよく吠えるらしいのですが、マロンは外では吠えません。「吠えないのね」と、これも驚かれる。家内が公園で他の犬と一緒に遊ばせると、夢中になって遊ぶのだそうですが、大きな犬ともじゃれあう。細いからだでぴょ～んと飛び上がって、相手の犬の高さに達する。体力があるのか、他の犬が疲れて飼い主の元に戻る時も、一匹だけ休憩せずに終始走りまわっているそうです。
　これが家ではたいてい、横着もののように、ぐた～っと寝ていて、人が来ても寝ながら尻尾を振っている。娘たちが、枕代わりにして頭を乗せても、嫌がらない。ぎゅっと締め付けられるのが好きだから平気なんでしょう。長い鼻ずらを掴まれるのも好き。要するに、スキンシップ大好き犬。だから一人ぼっちになると寂しがって鳴くのです。
　膝に抱いたりして、寝場所に落ち着くと、ふ～っと大きな溜息をつく。寝ながら、むにゃむにゃと言ったりする。なんかオモシロい。

４月２９日（木）

＊マロンの写真。

さきおととい、ひとりぼっちで寂しがっていたところへ長女が帰ってきて大喜びし、走り回った挙句、こんな顔してのびてしまった図。

写真１

昨日長女が散歩中写したもの。

写真２

５月６日（木）

　今日はマロンは少し留守番をさせられていました。私が帰ると、きゅ～んきゅ～と鳴いてすり寄ってくる。それを抱き上げてやる。すると私の膝で安心したように丸まって寝てしまう。この犬の気持ちは分かりやすい。寂しがっているときも、人間みたいにその寂しさに理屈をつけて説明しようなんてしないから、純粋に寂しい。寂しさの塊になっている。その塊を抱いて、ほぐしてやる。そんな感じです。

５月８日（土）

＊今日は休養日。午前中『神秘学概論』の読書会をしたあとは、マロンと寝ていました。

５月１４日（金）

＊昨夜、もう寝るぞ！と思って１２時前にリビングの点検をしに下りました。すると付けっぱなしのテレビの前で、横になった三体。末娘、マロン、長女。全員寝ている。まずマロンを抱き上げ、ハウスへ移動。末娘、長女は足の裏を軽く蹴飛ばす。末娘、ガバッと飛び起きて、２階のベッドに行くため、階段を駆け上っていく。長女は風呂場へ。まったく、見回りに下りなかったら、いつまで川の字に寝ていたことか。

５月１６日（日）

＊昨日見たテレビ番組で、「ホットドッグ」の言われがクイズになっていました。答えはなんと、ダックスフントの長い胴をソーセージに見たてて、「ホットドッグ」と言っているのだそうだ。「ホットドッグ」の「ドッグ」は本当に犬のことだったんだ！
　これを知ってから、マロンを見る目が変わりました。マロンのこげ茶色の長くて細い胴体が、焼いたソーセージに見えてくる。食ってやる～っと言って捕まえようとすると、ひょいとかわしたりする。生意気なソーセージだ。でも逃げないで捕まってあげるという体勢のときもある。抱き上げている間は大人しい。これが信じられない。お前、犬だろう？猫みたいに抱かれて、いい気分ってのは変だろうが、と言いたい。でもそのうち目を閉じて、気持ちよさそうに寝てしまう。食ったろか？
　昨夜は、ホットドッグのいわれを末娘に受け売りしてから、マロンを指差して、こんなのをパンにはさんで食うわけだと言うと、一言、「厭だ」。可哀想というのではなく、不味そうというニュアンスでした。

＊今朝家内がマロンを散歩に連れに行くため玄関を出たところ、セントバーナード犬を連れた人が通りかかったという。マロンはさっそくその体重４０キロのセントバーナード犬にとびついて遊んだそうです。４．２キロのマロンの十倍の大きさ。そしてマロンは落し物をした。それを見たセントバーナード犬の飼い主が「まあ可愛らしい」と言ったそうだ。マロンのロンチは、人間のものより多少小ぶりだけど、ウサギのそれのような小さいものではない。ということは、セントバーナード犬のがすごいということか…。大型犬を飼うのはいろんな意味で大変だ。
　公園では同じダックスフントだけどカニーンヒェンといって、ミニチュアよりさらに小さい犬種に会ったという。成犬でも２キロ。出会ったのは１キロちょっとの幼犬。同じような顔をしてるけど、ねずみみたいな大きさ。マロンの４分の１か…。まったく、犬は大きいのから小さいのまで犬種が豊富です。

５月２０日（木）

＊家に戻るとマロンがお出迎え。しばらく一緒に寝ました。さて、明日の授業の準備。

５月２２日（土）

人間はせっかく動物とは違って理性をもっているのですから、欲望に汚れることなく、非暴力や平和の高い理念を目指して行きたいものです。

　悪への選択もできない動物はある意味、人間より純粋ですが。

５月２３日（日）

＊うすら寒い日が続きます。セーターを着ています。マロンは火の気のないリビングに人が来ると、すぐ寄ってきて人間のぬくもりで暖をとろうとする。今日も私が昼食をとるためリビングに下り、テーブルにつくと、部屋の端で見ていたマロンが、！！という顔をして、駆け足で寄ってくる。猫ならそろりそろりという感じで近づくのでしょうが、犬だものだから、直情径行。足元にきてズボンに前足をかけてトンと合図する。乗せろ～ということだ。でもテーブルの上に食事があると騒ぎ出すので、乗せてやらない。すると諦めて、私のスリッパを組んだ足に腹ばいになって乗っかる。どういう格好なのか家内にテーブルの下を見てもらったら、家内は大笑い。ケータイ・カメラで写してもらいました。家内のケータイなのであまり鮮明ではないですが、こんな風です。

器用な寝方をするマロン

↑の格好で眠っている。このあと頭が下に垂れて、鼻がじゅうたんについたそうだ。

５月２７日（木）

＊医大が終わって、マロンが寂しがっているかなと思いながら帰ると、家内・長女・末娘が家にいてびっくり。長女は休みがとれて家にいた。末娘は昨日運動会で今日は学校がなかった。マロンは家族にまかせて寝ました。疲れが溜まっている。起きてからリビングに下りると、マロンが自分のハウスの下を掘ろうとしたり（下は床じゃ～）、ハウスを噛んだりしている。自分の寝床を喰ってどうする。これはストレスかもということで、久しぶりに散歩。

純粋の塊

５月２９日（土）

＊長女撮影のマロン

６月５日（土）

　夕方マロンを散歩に連れていきましたが、なかなかこちらの思い通りには歩いてくれない。しゃがみこんでストをおこしたりする。家内をご主人さまと思っているマロンです。私のことは何と思っているのだろうか。私が家のリビングに立っていると、近づいてきて、前足でズボンをトンと叩いて座れと命じる。私はワンとは言わないけど、素直に座って膝を提供する。犬は家人に序列をつけるそうですが、マロンは私を目鼻のついた「折りたたみ式座布団」と思っているふしがある。だから散歩するときだって、マロンは何で座布団の言うことを聞かなきゃいけないんだ？と思って、ストを起こすのでしょう。なめられている…。本当になめるけど。

夕日を浴びて散歩

６月８日（火）

きのうのマロン

６月１０日（木）

＊昨夕、マロンに餌をやったあと、長女が、臭い！どこかに○ンチない？！と叫びました。私もケージのそばにいくと、うっ…。臭い！！絶対どこかにしてるはず！と二人で探し回ったけど、ない。臭いのでキッチンの換気扇をまわしました。すると長女が、あれ？こっちじゃない？とキッチンの方を探す。でも、やっぱりない。

　結論：マロンは、餌を食べたあと、ものすごい量の○ならをしたらしい。その○ならのかたまりが、換気扇が生じさせた気流に乗ってキッチンの方に移動していった。

　夜、マロンはハウスの中で仰向けになって寝ながら、いびきをかいていました。能天気なヤツだ。

いびきをかくマロン

６月１９日（土）

　昨夜１２時ごろリビングへ下りると長女が床に寝ている。上着などをかけているけど、これでは風邪を引く。起こそうとしても人事不省でだめ。テーブルの上には漢方の参考書などが開かれていて、また起きて勉強を続けるつもりらしい。もう私は眠たいのでこれ以上面倒は見れない。昨夜は生暖かかったけど、さすがに上着をかけただけで寝かせておくわけにもいかないので、引き返して私の毛布をもって再びリビングのドアを開ける。と、ハウスで寝ていたマロンが「！！」という顔をして、とことこ出てくる。私はマロンと時々この毛布をかぶってリビングで一緒に昼寝をする。マロンは毛布のふわふわ感が大好き。昨夜も、毛布を見ると、おう、一緒に寝よう！という顔をしてハウスから出てきたわけです。一晩マロンがこの毛布に寝ると思うと躊躇しましたが、ええい、娘のためだ、毛布くらい犠牲にしようと、娘の上にかける。すぐマロンが寄ってきて、毛布の端に寝る。
　今朝一番に起きた家内の話では、リビングではマロンだけが毛布の上に寝てたそうだ。長女は朝方自分の部屋へ行ったらしい。毛布は今ベランダに干してあります。

７月１日（木）

眠たいです。夕方リビングでマロンをお腹に乗せて仰向けに休んでいたらグ～ッと寝てしまった。今日は早く寝ます。

７月４日（日）

＊マロンの近況

冬の間、ストーブ大好き犬だったマロンは夏はどう過ごすか？“自然暖房”の夏を大喜びしてのびのび過ごすか？　それとも、ふつうの犬のように暑さは苦手か？　これは興味をひくテーマでしたが、暑い日中は足の裏をやけどするとか言って外出しないので、よく分からない。家にいるときも、ひんやりするはずのフローリングにはいないで、座布団の上に寝ている。冬にケージの下に敷いていた毛布を片付けて横に置いていたら、その上に乗って寝る。暑いだろうにと人間は思いますが、そのふわっとした感触が大好きらしい。毛布は、汚すといけないというので、ふつうダメを出されるのに、ま、いいかということで、その後リビングにマロン用に置いてある。マロンは禁断の喜びにふけって、毛布の上に寝そべっている。

　　丸まったマロン（６月３０日）
　　伸びたマロン（６月２４日）その１、その２

　とにかくこの犬は私の「犬」のイメージからは遠く、繰り返しになりますが、ほぼ猫と同等です。冬は寒がりで、ストーブや人の膝を求め、抱かれると、気持ちよさそうに寝てしまう。

　昨日は義母のところへ義兄たちが犬を連れてきました。イタリアン・グレイ・ハウンド３頭。ドアを開けて義母の部屋に入ろうとすると３頭が吠えながら飛んできて、跳びかかろうとする。うち一頭は噛み付き癖もある。ということでさすがの、マロンもびびる。どんな犬にも尻尾を振って近づく気のいいマロンでも、この犬たちは怖がる。抱えて義母の部屋に連れて行こうとしただけで、もう逃げ腰になって、反対側を向き、腕から下りようとする。でも構わず抱いて部屋に入る。３頭もそれぞれ抱かれたり、押さえられて安全と分かると、マロンは抱かれたまま、ちょこちょこと尻尾を振る。あくまで友好的な犬だ。でも怖いのは分かるので、早々に引き上げました。

今朝のマロンは、悪さをしました。私が朝食の皿を片付けて台所の流しに運んでいる数秒の隙をついて、テーブルに身を伸ばし（胴は長い）、テーブルの端から少しはみ出ていた深皿をくわえようとして落とし、がっしゃ～んと割ってしまった。こら～っ、マロ～ン！！と叫んで、飛び散った破片を集める。大きな破片についている茄子の汁をなめようと近づくのを、来るな～と押しのけ、片付ける。小さな破片は掃除機じゃないとダメ。でも掃除機を取りに行っている間、マロンが小さな破片をなめそう。そこで、マロンを抱えたままリビングを出て、掃除機のところへ行く。他の犬もそうらしいですが、マロンも掃除機は苦手。掃除のときは遠くにのいて、恐る恐る眺めています。私は右腕にマロンをかかえたまま、リビングを出て、書庫に置いてある掃除機を左手でつかみました。するとマロンの頭の中で、「皿を割って怒られた　＋　怖い掃除機　＝　お仕置きか？！」という関連性が、がび～んと浮かんだらしく、リビングに戻る途中、もがくもがく。ふだん抱えられてると大人しい犬が、こんなに暴れるというのはよっぽどなこと。リビングについたときは、私の腕から身をふりほどき、床に着地、テーブルの下に行って、掃除機をかけるのを眺めていました。愛玩用マロンをお仕置きなどしたことは一度もないのに、頭の中で短絡したんですね。

　今はリビングで寝転がっている末娘の頭の先の座布団の上で寝ています。昨日はリビングで家内と一緒に昼寝していました。家内が横向きになって、それと相似形にマロンも寝ていたっけ。

その後、夕方長女が散歩に連れていきました。だいぶんたって、長女からメールが来た。

件名：うわぁん（泣き顔）
本文：まろが乾いたミミズ食べたぁ～（×目顔３つ）

すぐ返信しました。

件名：Ｒｅ＞うわぁん（泣き顔）
本文：それマロンよく食べるよ

７月８日（木）

＊扇風機のコードをマロンが噛んで、断線寸前になっていたのを知らずに、昨日次女がつけようとしてショート。バンと火花が散り、次女の手のひらに黒い煤が残った。私はぶらぶらになったコードを思い切って、ぶちっと切り、あとで修理するつもりで、コンセント側と、扇風機側のコードをリビングの隅に置いておきました。ところが今朝起きると、その両方のコード部分がまた喰われている。私は今日の夕方、断線を直し、ビニールテープを巻いてまた使えるよう修理しました。でも扇風機は、寝る時リビングから廊下に出すことにしました。

７月９日（土）

　家に帰ってみると長女がリビングの床に寝そべっていました。そのあと見たら、長女はマロンに氷をやっている。喜んで齧るマロン。
　先ほどまたリビングに行ったら、長女が冷凍庫で冷やしたアイスノンにタオルを巻いて枕にしている。そのタオルにマロンが食いついて引っ張っている。だめ～マロン！と争っている。暑さボケの連中だ。

７月１０日（土）

＊マロンは昨夜、長女がリビングを出たあと、冷えたアイスノンを抱えて寝てました。正確には、横向きに寝て、顔と腹の間にできた床空間にアイスノンをおいた形です。しかし、なんて犬だ。長女の話では、今朝、くしゃんとくしゃみをしてたそうだ。

７月２０日（火）

＊東京・大手町で午前１１時すぎに３８．３度とかテレビで言っている。でも東京西部・多摩地区の我が家は、室内３３度ほど。１２時のニュースで渋谷の映像が出て、その地点の自動計測の温度は３７．０と３６．９を行き来している。都心の方が暑いようです。
さすがのマロンも、午前中家内に散歩に連れて行ってもらったあとは、部屋でずっとごろごろしています。

マロン７月１６日
(網戸からの風に涼を求めて）
マロン７月１９日
（夜。もう寝てる。このあと、上半身をハウスから出して寝る）

＊午後２時のNHKニュースで、１時過ぎ都心で３９．５度の観測史上最高温度を記録したとか。

７月２３日（金）

＊今日明日、近くで阿波踊りをやっています。長女が夜８時過ぎにマロンを連れて行ったそうだ。人込みの中では抱いて歩いたけど、長女の知リ合いに撫でられたり、すれ違う人の手に食べ物があれば、それを追って忙しく首をふり、歩かせれば、下に落ちているスナック類を食べようとする。興奮しまくったらしい。今は疲れてリビングで寝ています。

７月２５日（日）

＊マロンの写真もひとつ。こういう格好を見て、ホットドッグのソーセージを想像しています。

暑くて伸びているマロン

７月２６日（月）

＊午前中、久しぶりにマロンと散歩。最初は歩かなかったけど、あとはトコトコ進んでくれる。初めての道でも犬を連れていると、自然に歩ける。気分転換になりました。朝雨が降ったので、水溜りもある。トコトコ歩きながら、立ち止まらずに一瞬口をつけて水を飲むマロン。離れ業に感心。帰りは、蟻がたかっている干しミミズを喰おうとするのを、よしてくれ～と阻止。蟻と争ってどうする。足が短いので、雨上がりの後の散歩は腹が汚れる。

７月２７日（火）

＊明日は雨で散歩に行けないかもしれないので、先ほどもう暗かったけどマロンを散歩に連れて行きました。退屈しきって、リビングの自分のハウスを逆さにして噛み付いたりしてましたので。
　大喜びで外に出ました。そして走るは走るは。こんなにエネルギーが溜まっていたんだあという感じ。まだ暑いのに。途中で車が近づいて危ないとき抱き上げたら、マロンの体がぽっぽ熱い。熱中症になるぞ～。後半は走らずに早足程度になりました。行く先が暗いと引き返す臆病者。自然、大通りに沿いの進路をとり、駅近くまで行きました。すれ違う自転車の女性が、マロンに笑顔を送る。曲がる車から若い女性が身を乗り出してマロンを見て笑顔を作る。チビ犬は人気者だ。

このマロンのご主人は家内。今日家内が出かけたら、きゅ～んきゅ～ん悲しそうに鳴く。そして暫くドアの前で忠犬ハチ公像になっていました。ドアの一番下のガラスがちょうどマロンの顔の高さ。いつもその「窓」から玄関の方を見るのです。その様子がけなげなので、写真に撮ろうと、私がカメラを向けたら、シャッター音で振り向いてしまったのが下の写真。

見返りマロン

＊おばかマロンは自分のハウスに入ったまま暴れて、ひっくり返しました。自分でも驚いているマロン。

マロン１

マロン２

マロン３

７月３１日

＊マロンは旅行中、近くの専門店に預けていました。信頼のおける店で散歩も朝晩させてくれる。マロンは友達犬が多くで、楽しいらしい。家内と迎えに行ったら、すっ飛んできて私に飛びつきました。でも、そのあとリードをつけて家内が店をあとにしようとすると嫌がって戻ろうとする。店の人の話では、他の犬と転げまわって遊んだそうだ。家内がいつも公園でそうしているので、慣れているのです。
　でもやはり静かな環境に戻ったら、どっと疲れが出たらしく、リビングでうとうとしています。

お疲れマロン１
　　　　　　　　２
　　　　　　　　３

８月３日（火）

＊午後、階下でマロンがク～ンと困った時の鳴き声を出している。何だろう？と下りてみると、リビングから廊下に出ている。しかも次女の赤いショルダーバッグを肩からかけている（というふうに見えた）。駆けつけてみると、要するにバッグをおもちゃにしているうち、体が抜けなくなって、引きずって鳴いていたのです。ＭＤも一枚廊下に転がっている。ン？と思って玄関を見ると、バッグの中身が玄関のたたきに散乱していました。次女がリビングのドアを開けていたための惨事。

　晩の７時前、父の所へ行く用意をしていると、マロンが私を見上げる。その目に熱い期待がこもっている。なんと気持ちが伝わってくる眼差しであることか。アイフルではないけど。おいおい勘違いするなよ、散歩はあとだよと言っても、リビングのドアを開けると一緒に出ようとする。
　戻ってから、散歩に出ました。マロンが歩きたいように歩かせる。と、すぐ走り出す。私は適当に走る。暫く小走りに走ってから、歩き出すと、マロンは横でまだ走っている。くたびれてスピードが落ちると、走っていても人間の歩く速度くらい。チビ犬は楽なもんだ。
　交差点を過ぎ、とっとこ歩く。道を曲がる。あれっと思う。この先には先日宿泊した犬専門店がある。そうか、マロンはそこの友達犬が懐かしくて、訪問しにきたのだ。と思う間もなく、その店が近づいてくる。ちょうどそこへ散歩を終えた大型犬２頭を連れた店の女性が戻ってきた。興奮してダッシュしようとするマロン。大型犬もマロンが分かって、こっちへ向かおうとする。それを必死に抑える女性。
　迷惑をかけると思って、マロンを抱き上げてその場を去りました。その後は、いくら歩かせようとしても、店の方向へ戻ろうとする。あの店は楽しい思い出の場所なんですね。なんか連れ帰るのが可哀想になりました。
　マロンは我家から脱走したら、きっとあの店に行くだろう。

８月５日（木）

＊涼風が吹いていて、なんか過ごしやすい。夜またマロンと散歩。リビングにいる時、マロンはテーブルの私の足元へ擦り寄ってきて、私の足に自分の片足を乗せて座る。？と思って、足元を見る私の方をじっと見上げる。この眼差しの向こう側に理知のひらめきはないけど、感情がある。友達犬と会いたいんだけど、連れてって！という気持ちがこもっている。というわけでまた散歩。走る。そしてまた犬天国へ向かう。帰りは抱いて帰る。

８月１０日（火）

ヘディングする夢を見ているマロン（これはやらせではありません。下に敷いているのは末娘のスラックス？）

８月１９日（木）

今日マロンの誕生日！１歳です。人間だと１６歳くらい。まだ遊び盛り。

８月２０日（金）

＊夕方、父の所へ行く前にリビングを横切ったとき、何かを右足が踏んた。瞬間的に力を抜いて踏みつぶさないようにしたけど、足の裏はその物体をころがして、粘土みたいだなあと感じている。その感触を確かめるべく、歩みを止めて足元を見る。なな、なんとマロンのウンチ！ふつうはケージ内のシート上にするのに、床の上にしてたあ～。裸足でふんじゃったあ～。そのままバスルームにケンケンしていき、足の裏を洗いました。やれやれ。しかし、あんなに弾力があるんだ…。実感してしまった。

８月２１日（土）

１６日に旅行に出る前の散歩中撮ったマロンの写真。最初は歩かずに困った。

マロン１
マロン２
マロン３

８月２４日（火）

＊マロンは私の顔を見て、散歩かな？と思うと、ケージの上のリードの入った箱を見上げたりする。リード＝散歩がすっかり頭に入っている。そしてリードを首輪につけると、首輪近くのリードをたわめてくわえ、いそいそと玄関に向かって歩いて行きます。まるで、さあ、行こう！と言っているふう。
　朝リビングに降りてきた家族には、きゅ～んと言ってすり寄っていきますが、それは最初だけ。同じ人間がばたばた出入りしても、もう鳴かない。でもその中に混じって、初めてリビングに入ってきた家族がいると、またキュ～と鳴いてすり寄る。家族をちゃんと別々に区別して頭にインプットしているらしい。５人いるのに間違えないと感心するのは人間だけか。
　先日の夕方、たまたま私と家内が一緒にマロンの散歩をしました。それが嬉しかったらしく、翌朝家内がいつものように散歩に連れて行こうとして玄関に向かったのに、マロンはリードをつけたまま、リビングに戻ってくる。そしてリビングにいる私を見る。一緒に行こう！というつもりらしい。犬ながら、＜家族＞という概念があるみたいだ。

１９日に１歳を迎えましたが、コラムにはその誕生日当日の写真がありませんでした。長女がその日に写真を撮っていたので、それをふたつリンクしておきます。長い棒はマロンが好んでかじる木の棒です。だんだん短くなってきた。

誕生日マロン１　２

８月２５日（水）

＊今日は夏号のためコピーをしまくりました。だんだんひとりでやるのがきつくなってきている。
なんか面白いことを作り出すために壁紙を何度か変えました。今は昇天したマロン像になっています。

私のPCの初期画面

８月２７日（金）

＊次女がケータイをFOMA（N900i）に変えて初めて撮ったマロン。画素数は５ｋと少ない分、闇の凄みが出ています。

怪獣マロン

９月１２日（日）

＊マロン近況

　午後、リビングに下りてみると、知らない子（３歳くらいの女の子）がマロンと遊んでいてびっくり。家内のお客様のこどもと判明。マロンは極めて愛想がいいから、初対面のこどものおもちゃにもなってやる。こどもが前足を引っ張る。ああ～大丈夫か～と思ったら、マロンは足を引っ張られたまま、コロンと寝そべる。そして腹をみせてゴロンゴロンをする。こどもがそれを撫でる。こんなのは猫だ。もっとも猫だったら、前足を引っ張られたとき、ひっかいていますが。
　まったく、マロンは癒し犬として特注されたような犬だと思う。

９月１９日（日）

＊昨日マロンの両足のつけねの皮膚の弱い部分に発疹のようなものができていて、家内が心配している。まあ、自分の腹を痛めた子と同じくらいに気遣う。人間が犬を生んだら事件だけど。
　旅行中預ける手前、いちおう家内がペット・クリニックへ連れて行く。顕微鏡で見たりして、ダニなどではなく、アトピーと判明。何がアレルギーの元か調べることもできるけど、原因物質が判明しても、それを避けることができるかどうかは分からないと医者は言ったとか。顔とかには出ていないし、かゆがってもいないので、様子を見ることにしました。家内に言わせると、公園で草原を走るとき、足が短くて腹で草をこすっているので、何かかぶれる植物でもあるのだろうという。犬がアトピーか…。医者は漢方薬で直す方法もあると言ったとか。ますます人間並みになっている。
　家内は最近、マロンにエサをやるとき、お手！の訓練をしている。私に言わせれば、そんなのムリムリ。エサを前にして、なかなか食べられないマロンの身になって考えると、とんだ迷惑だ。案の定、マロンはお手ができず、オバカねぇとか言われている。
　食事の前の、待て！は最初からやっていて慣れています。これも家内は、よだれが２滴たれるまで待たせてよと言うけど、私はそんなアホなマニュアルは気にしないでやっています。もっとも、犬が人によって命令が違うと戸惑うといけないと言われ、それももっともだと思って、待てはさせています。命令するのは好きじゃないけど。
　犬はご主人さまに仕え、はっきり指示されるて行動するような性質をもっているわけですが、それって人間に当てはめると、為政者の号令に唯々諾々と従いたがる主体性のなさを思わせて、私は好きじゃないし、権力を振り回すのも嫌で、命令したくない。猫のように、勝手気ままに振舞っているヤツらを、大雑把に見守っている方がいい。人間に例えると、自主性をもって自由に行動している人に、ふだんはなるべく干渉しないようにする。ただ、どうしてもそりゃマズイという時、たとえばシッコを部屋でするに等しいことを仕出かした時にだけ注意する、とまあ、こんなふうな接し方をしたいのですが、これはペットに対しては通用しないのかもしれませんね。

　長女はマロンを撫でてやりながら、漢方薬、処方してもいいけどねぇ～と言っている。撫でながら話題は犬のマッサージに。犬は、ご主人様を見上げることが多いので、首の後ろが凝るのだとか。笑える。　

＊マロンはクリニックで診察したあと、診察室の床に置かれたら、あちこち部屋の中を歩き回ったそうだ。獣医が言うには、大人しい犬だ。ふつうは恐がって、こんなことしないという。そうか、やっぱり特別気のいい犬なのだ。それともオバカなだけなのだろうか…。

１０月９日（土）

　昨日の夕方、マロンにえさをやるため、「待て！」をやっているとき、家内が「お手をさせてごらん」という。半信半疑ながら、近づいて、「お手！」というと、左手をひょいと私の手に乗せました。「うそっ～！！」と感激。「ね、感激するでしょ」と家内。ついにしつけたんだ。

マロン（２日）

　今朝、家内がえさをやるのを見学しましたが、左手でお手をしたあと、「お代わり」と言って、右手でもお手をさせようとしている。まだ出来ない。そのうち、この芸も完成するのだろう。教え込むのが好きな人だ。夫のしつけには失敗したようですが。切り抜き用新聞が山積みの私の部屋などは、家内の権力も及ばない治外法権下にあります。

１０月２２日（金）

　今マロンをトレーナーの中にいれてた妊夫（こんな字はないか）スタイルで打ち込んでいますが、疲れはマヒしているのか、もう感じません。リラックスの必要も感じないのもマヒか。これではいけないので、少しリラックスしようと思いますが。あっ、今おなかの赤ん坊が、いやマロンがため息をつきました。こいつは安全な体勢になったとき、ふ～っとため息をするのです。一足先にマロンがリラックス・モードに入ったようです。

１１月６日

＊今日はマロンを膝に抱いて新聞切り抜きをやっていました。マロンは湯たんぽ代わりになるくらい温かいので、ストーブをたくほどじゃないけど、なんかうすら寒いくらいのときは、長女や末娘と取り合いになる。今日は私ひとりで作業していたので、貸切りでしたが。
　犬だけあって、音にとても敏感。最近、玄関でカチャッと音がすると、ガンガン吠えるようになった。家内はうるさいというけど、番犬にもなっている。チビのくせに、顔が大きいから、声も割りと太くて、大きい犬のように聞こえる。最近は物騒なので、役に立っています。

　先日、私が留守中、リビングのイスを伝わってテーブルに乗り、次女の痛み止めの薬を食べてしまって大騒ぎになったことがある。次女が空手で突きを入れられて病院に行った時もらった錠剤です。体重は人間の十分の一以下なのに、痛み止めを沢山食べてしまって、危ないのじゃないかと、家内と長女が心配して、まずは牛乳を飲ませる。それから、専門家の長女がいろいろ調べて、薬はたんぱく質を分解する成分と判明。まあ大丈夫だろうということになった。私が帰ってきたときは、マロンはハウスに寝ていて、ハウスには「マロンは具合が悪いので寝ています」という張り紙までしてありました。その後は異常なし。以前チョコレートを食べてしまったときは、さすがに気分悪そうでしたが。犬はネギとチョコレートがいけないそうだ。猫はたしかイカでしたね。

１２月４日

　今朝長女がマロンのオモシロ映像を見せてくれました。１２月１日に撮ったものです。窓際のカーテンのところに寝ていたのを呼んだら、カーテンをかぶったまま出てきたそうだ。そのまま暫くぼうっとしていたのを写したという。長女は以前から写真が上手でした。

マロン

１２月１７日（金）

＊さきほど文章を打ち込んでいるとき、膝にマロンがいました。いつもどおり、セーターにくるまって昇天している。この犬、夕飯は６時半と決まっている。忘れていて６時４０分くらいになると、落ち着きなくリビングを歩きまわり、家族の動作をらんらんとした目で凝視しだす。えさの皿を手にするために動き出しはしないかと見張っているのです。その様子に、あっそうかと思い出したりする。ストーブの前で寝ているときも、時間を過ぎると、人の動きに反応して頭をもたげたりする。まあ、動物にとって餌の摂取は最大の関心事であり、本能にとっての一大事ですから、こうした反応を笑い話にしてはいけないと思う。

　では膝の中で「昇天」しているときはどうなるか。マロンが膝の上で前後不覚にぐっすり寝ているので、これは餌の時間が多少延びてもいいなと思いながらコラムを書いていました。と、セーターの中から、ぐううぅぅぅっと、お腹の鳴る音がする。鳴ったけど起きるわけではない。時間を見ると、６時３３分。たは～っ。３分経過を察知した！マロンの腹時計はすごい！当人は前後不覚に寝ていても、ちゃんとベルが鳴る。

　…やはり笑い話になってしまった。

１２月２２日（水）

　マロンが私を座らせてイスにしようとしている現場を上から撮りました。

イス人間のスイッチを入れようとしているマロン。

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