読書会通信
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１９９０年５月２６日発行
第１回読書会（１９９０年５月２６日午前９時半過ぎ〜１２時近く）
いよいよ読書会が始まった。集まったメンバーを顧みて内心興奮している。参加してくれた一人 一人が私には縁のある人だけれど、私を除けばお互い知らない者同士、初めての緊張もあるかもしれないが、私はここにいかなる力が結集したかをよく知ってい る。何かが始まる時には突き動かす力があるものだが、私にはその力が私の内にではなく、今日集まった人たちの内にあることをはっきりと感ずる。２、３年前 から読書会を開こうと思っていたのにその思いが実現しないできたのは、今日のメンバーが揃うためだったのだろう。音大卒のＡ．ＳさんとＹ．Ｍさんだけでも 身近かに結集しうるベストのメンバーだと思っていたところへＣ．ＴさんとAさんがはるばるＩ市から来てく れて､ 大変感激した。日本語が堪能なドイツ人のAさんから同時進行で意見を聞けるという願ってもない展開で、読書会の奥行がにわかに深まった。Ｃ．Ｔさんは某大 大学院でシュタイナー教育のテーマの修論を準備中である。読書会はこれからが実に楽しみだ。次回から秘義的内容が続出するので私のほうも、シュタイナー独 特な用語の説明などに力を注ぎたい。
次回は６月３０日（土） （グッチ）