読書会通信
２
１９９０年７月１日発行
第２回読書会（１９９０年６月３０日午前９時半過ぎ〜１２時過ぎ)
１９９０年もちょうど半分が終わった。 来年１９９１、さ来年１９９２、それから１９９３、 １９９４、１９９５、１９９６、１９９７、１９９８、１９９９。こう並べてやると、まあ、カセットのカウンターみたいなもので、１９９９の次はカチカチカチッてなぐあいに４つの数字が引っ張られるように上に消えていき、左端の２以外は白目のような０が３つずらっと並ぶことになる。西暦の２０００年の節目が それなりに意味があることは分かるが、数字のまやかしもあるような気がしてならない。１９９７、１９９８、１９９９、それっ２０００、ドッカーンってなぐあいに、人をあせらす調子がある。ノストラダムスファン、世紀末ファンが横行する由縁だ。
今回の読書会には、前回のメンバーの他に、新たに音大出身のＦ．Ｍさんと某大大学院のＳ．Ｏさんが加わってくれた。７度、５度、３度、８度の変遷の話が中心だったが、音楽の専門家が３人いて意見が聞けて心強かったし、ドイツ語の解釈の方は今回も Aさんに検討してもらった。彼の存在は我々にとって百人力だ。Ｙ．Ｍさんはハンスリックの「音楽美論」について調べ、レポートを作ってきてくれた。
次回は９月１５日（土、祭日）。