シュタイナー「人間の音の体験」(第一講演)
読書会記録
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(範囲 S.126、2つめの段落から〜S.127、段落まで)
126ページ2つ目の段落から
4ー5行目 Man muss es ja auch zunaechst sagen, weil man den Menschen Etappen geben muss.
Etappen は時間的なものだと Aさん。Gliederung のことかと思っていたが、これは間違い。自我だけの時、自我+アストラル体+エーテル体で、まだ物質体がない時、などの「段階」を言っている。
11ー12行目 ein Heruntersteigen vom Ich, geistig, zum Astralischen, zum Aetherischen.
ここの das Astralische, das Atherische はアストラル体、エーテル体のことだろう と Axelさん。私は、このページ下から10ー9行目で Weil das Ich heruntergestiegen ist durch das Astralische und durch das Aetherische in das Physische.と言ったと きの das Astralische と das Aetherische がアストラル界、エーテル界のアストラル要 素、エーテル要素だと思われることから、ここもむしろアストラル界、エーテル界の各要素と受けとっていた。シュタイナーが die Astralische という言葉を用いているのは「 界」や「体」に限定せず双方に共通している要素だけで事柄を表現しようとしたのではなかろうか。それで初め私はアストラル要素、エーテル要素という訳にし ていた。しかし読者の読みの努力を軽減するため、積極的に「体」や「界」に分けて訳してみることにした。
下から12ー9行目 dass dieser Menschenkeim durch physische Kraefte einfasst wird, die aber ihrerseits schon beeinflusst sind, weil ---
ここは Menschenkeim と Physische Kraefte が互いに作用し合っていることを言っていると A さん。Beeinflusst に von ---がないのは、やはり舌足らずな感じがするという。
下から8ー4行目 so wirkt zum Beispiel durch sein Auge unmittelbar auf das Physische ein mit Ueberspringen zunaechst − spaeter im Inneren des menschlichen Organismus gliedert es sich wiederum ein − des Astralischen und Aetherischen.
A さんの進言によって einwirken をちゃんと訳出することにした。「自我は---物 質存在に---影響を与え」に直した。効果を狙ったのだが、やはり A さんの言う通りで正しい。ここの内容は視線の部分のオーラがずっと伸びていることを記述している他の文献(シュタイナー以外)などを思い起させる。
下から4ー3行目 Wir bringen erst von innen aus das Astralische und Aetherische entgegen
ここの内容について A さん初め、みんな頭をひねる。後の文脈から一応「私たちはアストラル体やエーテル体を内部からでないと用いることができません」という訳に改めたが、まだ 考える余地あり。
127ページ
6ー7行目 in unserem Atem Einfluss gewinnt mit Ausschluss der eigentlichen Ich-Sphaere,---
in unserem Atem Einfluss gewinnt は「呼吸に影響する」のだと A さん。私は durch unseren Atem (auf das Astralische) Einfluss gewinnt のつもりなのかと思って いた。他の講演でそうした内容を述べていたからだったが、ただ、私の言う説ではその影響は脳水に及ぶことになり mit Ausschluss 以下と矛盾してしまう。A さんの説でいくことにした。
11行目 Das andere alles ist aufgesetzt.
この aufgesetzt がよく分からない。A さんに聞くのを忘れていた。
(文中のドイツ語で、ウムラウトがついているものは表示できないため、ウムラウ トの変わりにeを後につけてある。またエスツェットは全てssに変えてある)